2018作陽ファカルティコンサートⅢ「長瀬敏和 サクソフォンリサイタル」

公演日程 2019年1月26日(土)
開場/開演 開場 13:30 / 開演 14:00
会場 くらしき作陽大学 聖徳殿
料金 一般前売:2,500円(当日:3,000円)、高校生以下:無料
チケット取扱 くらしき作陽大学演奏芸術センター

H.ヴィラ=ロボス没後60年

 2019年に没後60年を迎える、ブラジルの国民的作曲家H.ヴィラ=ロボスの作品を中心にプログラムを構成した。H.ヴィラ=ロボスの作品は、ブラジル民族音楽の語法を取り入れた野趣に富むものである。大変大掛かりなものから独奏曲まで多岐にわたるが、今回は彼の特徴が最も表れている室内楽作品を中心に据えた。

第1部は、フランスの作曲家P.ヴェロンヌの「ラプソディ」オリジナル編成版(サクソフォン、チェレスタ、ハープ、打楽器)で幕を開け、H.ヴィラ=ロボスの世界へと誘う。彼の作品の中で最も名高い名旋律「ブラジル風バッハ第5番」からアリア、不思議な情感を持つ「花を分ける」をギターとの2重奏で、特殊奏法が炸裂する「ジェット・ホイッスル」をフルートとの2重奏で演奏。私のイチ押しである「神秘的6重奏曲」は、その楽器編成に大変特徴があるため、実演に接する機会がほとんどない。しかし、6つの楽器(フルート、オーボエ、サクソフォン、ギター、チェレスタ、ハープ)が醸し出す音楽は、この世のものとは思えない不思議な響きに溢れており、まさに天上の音楽が舞い降りたと感じるに違いない。

第2部は、同じタイトルであるが違う視点で書かれた作品を演奏し、味わいの違いをお聴きいただく。クラシックの作曲家P.ボノーが書いたジャズ風の「カプリス」、ジャズの作曲家V.モロスコがそれに触発されて書いた「ブルー・カプリス」、ソプラノ・サクソフォンの魅力を最大限に引き出したD.ベダールの「ファンタジー」、そして本日の主役、H.ヴィラ=ロボスによる「ファンタジア」である。

長瀬敏和

プログラム

第1部

  • P.ヴェロンヌ「ラプソディ」
  • H.ヴィラ=ロボス「ブラジル風バッハ第5番」アリア
  • H.ヴィラ=ロボス「花を分ける」
  • H.ヴィラ=ロボス「ジェット・ホイッスル」
  • H.ヴィラ=ロボス「神秘的な6重奏曲」

第2部

  • P.ボノー「カプリス」
  • V.モロスコ「ブルー・カプリス」
  • D.ベダール「ファンタジー」
  • H.ヴィラ=ロボス「ファンタジア」

出演

長瀬敏和(Sax)、森 圭吾(Fl)、菅付章宏(Ob)、居川寛子(Pf  Cel)、鈴木貴子(Hrp)、中谷匡志(Gt)、中田拓也(Per)

チラシのダウンロード

2018作陽ファカルティコンサートⅢ「長瀬敏和 サクソフォンリサイタル」

主催 くらしき作陽大学音楽学部・作陽音楽短期大学
後援 倉敷市、総社市、倉敷市教育委員会、総社市教育委員会、公益財団法人倉敷市文化振興財団、岡山県吹奏楽連盟、山陽新聞社、RSK山陽放送、倉敷ケーブルテレビ、玉島テレビ放送
お問い合わせ くらしき作陽大学演奏芸術センター
TEL:086-523-0822