COC事業 発達障がい児の行動・学習支援活動「ぼちぼち」を行いました

平成27年2月25日(水)、本学5号館にて、発達障がい児の行動と学習を支援するための活動「ぼちぼち」を行いました。

この活動は、COC事業における研究プロジェクト「五感力育成研究」の一環として行ったものです。同研究では、視覚支援やロールプレイに代表されるように、発達障がい児に対して多感覚を用いた関わりが非常に有効であることを取りあげています。

この日は、特別支援系の教員の指導のもと、約10名の学生が、発達障がい児といっしょにトランプやジェンガを用いて活動を展開しました。これは、単なる遊びではなく、専門的立場から見て、社会的スキルを獲得するための機能をもっています。例えば、「ルールを守る」「自分の番を待つ」「~をください、といった言語的コミュニケーションを身に着ける」などの能力向上を目的としています。ほかにも、学習面において、読み書きを中心としたマンツーマンの丁寧な指導を、それぞれの子どもの特性に即して行いました。また、別室での教員と保護者との話し合いなど、発達障がい児とその家族に対するさまざまな配慮を組み込んで活動を展開しました。

「ぼちぼち」と題されたこの活動は、これからも月1回のペースで継続的に進めていく予定です。地域の専門職や一般の方々と、特別支援教育の望ましい在り方について、共に考えていきたいと思っています。