KSU高等教育研究センター 平成25年度 第2回公開講演会 「大学改革とアクティブラーニングの推進」が開催されました

2月5日(水)本学6号館において、KSU高等教育研究センター主催による講演会「平成25年度 第2回公開講演会『大学改革とアクティブラーニングの推進』」にて、潮木 守一 氏による講演「高等教育から第三段階教育への移行」が行われました。

 

概要

 近年、「第三段階教育(Tertiary education)」という言葉が用いられるようになっています。初等教育、中等教育につづく三つ目の教育段階を指すものであり、ひろく高等教育に相当すると理解されています。しかし、これは単なる表記の問題にとどまるものではなく、いまの大学等の教育の質的な変容をあらわすとも言われています。大学等への進学率が上昇し、ユニバーサルアクセス段階に至った今日においては、大学の役割はますます多様化していくと予想されます。皆さんとともに大学等の教育機関が置かれている現状について考えてまいりたいと思います。

講師

潮木 守一 氏(名古屋大学名誉教授、筑波大学大学研究センター客員研究員)

講師略歴

 1934年生まれ。1957年東京大学教育学部教育学科卒業、1957年より東京大学助手、そののち東京学芸大学専任講師、名古屋大学教育学部助教授、同教授、同学部長、名古屋大学大学院国際開発研究科教授、名古屋大学付属図書館長、桜美林大学大学院大学アドミニストレーション研究科招聘教授など経て現職。文部省中央教育審議会専門委員、文部省大学設置審議会専門委員、大学基準協会基準委員、文部省大学審議会特別委員、ユネスコ国内委員会委員、日本学術会議会員などを歴任。

 著作に、『ドイツの大学』(1992)、『アメリカの大学』(1993)、『フンボルト理念の終焉?―現代大学の新次元』(2008)、『職業としての大学教授』(2009)、『転換期を読み解く―潮木守一時評・書評集』(2010)、『大学再生への具体像』(2013)などがある。

講師:潮木 守一 氏

演題「高等教育から第三段階教育への移行」